根の治療のトラブル:①破折ファイルについて
こんにちは、しんがい歯科の衛生士小野です😊
しんがい歯科医院は根管治療を専門的に診療していますので、
『何軒か歯医者に言ったものの半年間痛みを繰り返している』
『歯の中に穴が空いていて抜歯と言われた』
『歯の中に治療器具が折れ込んでしまった』
などのトラブルを抱えた患者さんが多く来院されます。
というわけで、
今回は根管治療のトラブル、特に
『根管の中に折れこんでしまっている治療器具』
についてより深いお話をしようかと思います。
奥の歯の根の先にファイルが折れこんでいます。
奥から2番目の歯に折れこんでいます。
このように器具が折れこんでしまうのは、頑張って治療した結果でもあり仕方のないことですが、やはり自分の身に起こった場合は気持ちの良いものではないですよね。
そもそもファイルとは何か?
根管治療とは根管内の汚れをしっかり取る作業のことを言います。
根っこの病気を治すには汚れを除去し根管内をしっかり綺麗にしなくてはいけません、
そのため根管の入り口から根管の先端まで、細い根管をある程度まで拡大する必要があります。その拡大に使用する針のような形をしている器具を『ファイル』と言います。
このように手で持って使用するものと
機械につけて使用するファイルなど様々あります。
ファイルは使う度に劣化し、そのことが原因でまれに根管内で折れてしまい、根管内に残存してしまうことがあります。そのこと『破折ファイル』と言います。
『破折ファイルはかならず除去すべきなのでは?』という疑問がでてくるとおもいます。
ですが……実は
必ずしも除去しなければいけないということではない!
のです。
この話の続きは次回のブログで詳しくお話しさせていただきます😊